デン・ハーグ近郊で列車脱線、1人死亡、30人負傷

オランダの救急サービスによると、火曜日早朝、デン・ハーグ近郊で列車が脱線し、車両２台が線路脇の畑に転落し、１人が死亡、乗客３０人が負傷した。

テレビの映像では、人々が暗闇の中、間に合わせの橋を使って線路沿いを走る運河を渡り、列車に到達する様子が映っていた。

車両の多くの窓が割れたが、それが事故の最中に起こったのか、それとも乗客が逃げようとして起こったのかは明らかではない。

現場からの写真には、線路に垂直に、小さな運河を横切り、一部が野原に横たわっている明るい黄色と青色の列車車両2台が写っていた。

事故当時、４両編成の電車には乗客約５０人が乗っていた。

ライデン市とハーグ市の間の旅客列車の残骸近くの線路には貨物列車も停止していた。

現地時間午前3時25分頃にフォールスホーテンの町で起きた事故の正確な原因はすぐには明らかになっていない。

鉄道会社ＮＳは声明で、旅客列車、貨物列車、建設用クレーンが衝突に巻き込まれたと述べたが、詳細については明らかにしなかった。

NSのワウター・クールミーズ最高経営責任者（CEO）は「他の皆さんと同じように、私も疑問でいっぱいで、何が起こったのかを正確に知りたいと思っている」と語った。

「徹底的な調査が行われなければなりません。現時点では、旅行者と同僚の健康にすべての注意が集中しています。」

地域緊急サービス調整官は、負傷した乗客のうち11人が路線近くの家で治療を受け、残りの乗客は救急車で病院に搬送されたと述べた。その中には中心都市ユトレヒトに開設された「災害病院」も含まれる。

地元消防団は事故後、旅客列車と「建築資材」との衝突とみられるとツイートした。

オランダのマルク・ルッテ首相は「フォールスホーテン近郊でひどい列車事故が起き、残念ながら１人が死亡、多くの人が負傷した。遺族と犠牲者全員に思いを馳せている。彼らの冥福を祈っている」とツイートした。

オランダのウィレム＝アレクサンダー国王とマキシマ王妃もツイートで同情を表明した。

地元消防の広報担当者イングリッド・デ・ルース氏はニュース番組ＷＮＬに対し、列車の後部で小規模な火災が発生したがすぐに消し止められたと語った。

鉄道ネットワーク会社プロレールのジョン・ヴォッペン最高経営責任者（CEO）は、この事故を「オランダ鉄道にとって最悪の日」と呼び、原因は調査中であると述べた。

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