ソニー、PlayStation 3チップを廃止

ロイタースタッフより

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［東京 ２日 ロイター］ - ソニーは、新型ゲーム機「プレイステーション３（ＰＳ３）」の欧州版からチップを取り外す予定で、これはコスト削減につながるが、ユーザーは古いゲームの一部をプレイできなくなることを意味する。

2006年11月17日、ダルースのベスト・バイ店でソニーのプレイステーション3ゲーム機を手に持つ常連客。ソニーは新型PS3ゲーム機の欧州版からチップを取り外す。これはコストを削減する措置だが、ユーザーは一部のゲーム機をプレイできなくなることを意味する。古いゲーム。 ロイター/タミ・チャペル

このニュースを受けてソニー株は３％近く上昇し、東京に本拠を置くエレクトロニクス・エンターテインメント複合企業によるＰＳ３事業の黒字化に向けた取り組みが加速すると予想されており、投資家が注目している。

ソニーは、300億ドル規模のビデオゲーム業界の覇権をめぐって、マイクロソフト社、任天堂社と三つ巴の戦いに巻き込まれており、現在、販売するPS31台当たり赤字を出している。

任天堂の Wii とマイクロソフトの Xbox 360 はどちらもソニーの最新 PlayStation よりも安く、Xbox 360 のほうが市場に出てから長いですが、販売台数もソニーの PlayStation を上回っています。

PS3は昨年末の北米と日本での発売に続き、3月23日にヨーロッパでも発売される。

米国や日本で販売されているPS3とは異なり、欧州版にはPS2ゲームのグラフィックおよびデータ処理機能を提供するソニー製マイクロチップが搭載されていないため、生産コストが削減されるとゲーム会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの広報担当者は述べた。 SCE）。

このコンソールには引き続き、PS2ゲーム用のグラフィックスを処理する別のチップが搭載されるが、マシンの下位互換性は低下すると広報担当者は述べた。

ソニーは、Blu-ray 高解像度 DVD プレーヤーや、本物のようなグラフィックスとゲーム ソフトウェアやビデオ クリップの高速ダウンロードを提供する「チップ上のスーパーコンピューター」と呼ばれる Cell マイクロチップなどの最先端テクノロジーを PS3 に搭載しています。 。

しかし、それらが制作コストを押し上げ、ソニーのゲーム事業は3月31日終了事業年度で大幅な赤字に陥った。

ソニーは1月、今期のゲーム部門の損失が従来予想の2000億円を超えると予想しているが、4月1日から始まる年度にはゲームで損益分岐点を目指すと述べた。

別のコスト削減策として、ソニーは今年、現在の90ナノメートルのものに代えて、回路幅が65ナノメートルのCellチップを導入する予定だ。

回路が狭くなるとマイクロチップが小さくなり、チップあたりの製造コストが削減されます。 ナノメートルは 10 億分の 1 メートルです。

PS3のベーシックモデルは日本では49,980円（426.5ドル）、米国では499ドルで販売されており、任天堂のWiiの価格の2倍である。

ソニーは10～12月期にテレビ事業が2年ぶりに黒字を計上し、投資家にとってゲーム部門の収益性が最大の懸念となっている。

ソニー株は２．８％高の６１６０円で終了し、東京株式市場の電機株指数ＩＥＬＥＣの１．２２％高を上回った。

1ドル＝117.17円

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